地中と熱交換を行うために掘削をするので、取れる熱量、排出できる熱量との兼ね合いで掘るべき長さが決まってきます。これはその場所の地質や地下水の状況でかなり変動します。
だいたい通常数十メートルから100mくらいまでの掘削を行います。日本では150mまでの実績があります。
地盤の安定化を図るために打つ地中杭と一緒に埋設場合には10m程度の深さになります。
また地下1.5から2m位に長い溝を掘ってそこに巻いた管を埋設する方法もあるので、この場合は掘る面積は広くなりますが、深さは更に浅くなります。(2-4.クローズドループって何ですか?をご参照ください。)