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平成24年度環境技術実証事業 ヒートアイランド対策技術分野  (地中熱・下水等を利用したヒートポンプ空調システム) における実証対象技術の選定について

平成24年度環境技術実証事業
ヒートアイランド対策技術分野
(地中熱・下水等を利用したヒートポンプ空調システム)
における実証対象技術の選定について
(同時発表 環境省)
平成24年11月6日(火)
環境技術実証事業




実証機関
特定非営利活動法人
地中熱利用促進協会
実証機関事務局長 宮崎眞一
電 話:03-3391-7836
FAX :03-3391-7836
平成24年度環境技術実証事業 ヒートアイランド対策技術分野 (地中熱・下水等を利用したヒートポンプ空調システム)における実証機関である特定非営利活動法人地中熱利用促進協会は、実証対象技術を選定し、環境省の承認を得ましたので、お知らせいたします。
 

1.実証対象技術の選定
平成24年度環境技術実証事業 ヒートアイランド対策技術分野 (地中熱・下水等を利用したヒートポンプ空調システム)の実証機関である地中熱利用促進協会は、平成24年6月13日(水)から6月29日(金)まで実証対象技術を公募(実証単位(B)地中熱・下水等専用ヒートポンプ及び(C)地中熱交換部については、9月28日(金)から10月12日(金)まで追加公募)し、6件の申請がありました。
地中熱利用促進協会では、申請された実証対象技術について、形式的要件、実証可能性及び環境保全効果等の要件を考慮し、地中熱利用促進協会が設置した技術実証検討会の検討・助言を踏まえ、実証単位(A)システム全体1件、実証単位(C)地中熱交換部5件の合計6件を実証対象技術として選定し、環境省の承認を得ました。
(詳細は、別紙の「平成24年度環境技術実証事業 ヒートアイランド対策技術分野(地中熱・下水等を利用したヒートポンプ空調システム)実証対象技術選定結果」を参照願います。)

2.今後の予定
実証対象技術ごとの実証試験計画に沿って、今年度末までに、実証試験を順次実施し、実証試験結果報告書を取りまとめ、公表する予定です。

<問い合わせ先>
特定非営利活動法人地中熱利用促進協会
 実証機関事務局 担当:宮崎、小間
〒167-0051東京都杉並区荻窪5丁目29番20号パシフィックアークビル5階
TEL/FAX:03-3391-7836
E-mail:geohpaj@geohpaj.org      URL:https://www.geohpaj.org/wp2/

参考(背景・経緯)
 環境技術実証事業は、既に適用可能な段階にありながら、環境保全効果等についての客観的な評価が行われていないために普及が進んでいない先進的環境技術について、その環境保全効果等を第三者が客観的に実証することにより、環境技術を実証する手法・体制の確立を図るとともに、環境技術の普及を促進し、環境保全と環境産業の発展を促進することを目的とするものです。
本技術分野では、ヒートアイランド対策技術のうち、「地中熱・下水等を利用したヒートポンプ空調システム」※の実証試験を行っています。
 

※地中等(地下水・河川・下水等も含む)と外気との温度差を利用して、外気を熱源とする空冷式ヒートポンプよりも効率的に建築物の冷暖房を行う技術です。地中熱等(地下水・河川・下水等の熱も含む)は、冬は外気よりも暖かく、夏は外気より温度が低いという特性を有することから、空気を熱源とするよりも効率よく冷暖房を行うことができます。そして以下の2点で人工排熱低減に役立つという特徴を有します。
[Ⅰ]夏季においては、外気と熱交換する空冷式のヒートポンプ(一般的な冷房)のように室外機による排熱を空気中に放出せず、地中等に排熱するため、外気への排熱が低減され、外気の温度上昇を抑制します。
[Ⅱ]地中熱等を利用したヒートポンプ空調システムの場合、地中等との熱交換は水冷式で行われます。そのため通常の空冷式(室外機等)に比べてヒートポンプの中の熱交換器を小さくできるため冷暖房の省エネルギー化の分、排熱が低減されます。
 

別紙
「平成24年度環境技術実証事業 ヒートアイランド対策技術分野(地中熱・下水等を利用したヒートポンプ空調システム)実証対象技術選定結果」(doc)