2024/10/12追記 資料集を公開しました
▶20周年記念シンポ資料(PDFファイル/32.8MB)
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当協会は設立20周年を迎えました。
そこで、設立20周年記念シンポジウムをリアル・オンラインのハイブリッド型で開催します。
趣意書
カーボンニュートラルが宣言されてから4年が経ちます。いたるところに太陽光発電パネルや風力発電の風車が設置され、国内のさまざまな風景に自然と溶け込むようになりました。私たちの“違和感”も薄らいできているように思います。これは再生可能エネルギーが日本でも浸透してきたことを意味するものと捉えていますが、未だカーボンニュートラルへ向けては道半ばです。いよいよ再生可能エネルギー「熱」の出番です。
当協会は今年、設立20周年を迎えました。20年前の国内の地中熱ヒートポンプシステム導入件数は約200件、現在は3,200件を超えるほどになりました。海外の地中熱先進国には及びませんが、これまで地中熱に携わられた皆様の地道な努力が実を結んだ結果の賜物です。
近年、海外では省エネの流れから地中熱の地域熱供給への導入が進んでいる情報を耳にします。国内でもその流れを普及の一つの手がかりとして、エネルギー基本計画にも謳われているように「複数の需要家群で熱を面的に融通する」ことで、地中熱の普及拡大を目指すことは十分可能と考えています。
20周年事業では、これまで積み上げてきた活動〈過去〉を振り返りながら、足元〈現在〉をしっかりと認識し、2050年を見据えた次世代の地中熱〈未来〉を考える場とします。具体的には、地中熱に関するこれまでの施策(基本文書や設計基準、ガイドライン、補助金制度、技術開発等)を協会20年の歩みと共に紹介し過去を振り返ります。また、2017年に策定した地中熱ロードマップを今般改定し、内容を紹介いたします。加えて地中熱の専門分野に限らず多方面の分野で活躍されている方々を迎え、「これからの地中熱」と題して、パネル討論を行います。
協会の周年事業ではありますが、脱炭素の取組に関心をお持ちの多くの方々に地中熱の魅力を感じていただける場にしたいと考えております。
開催方法の概要
タイトル:地中熱利用促進協会設立20 周年記念シンポジウム
テーマ: 現在・過去・未来の地中熱利⽤ 普及への取組み
日 時: 2024年10月17 日(木) 13:30~16:30
開催方式:ハイブリッド型 会場参加(定員140名/先着順)・オンライン参加(ZOOMミーティング)
場 所: 千代田区立内幸町ホール
〒100-0011 東京都千代田区内幸町1-5-1 ▶アクセス
対象者:地中熱にご興味のあるすべての方(非会員でも可)
参加費:無料
参加お申込みはこちら *お申し込み後の出欠の変更については協会事務局までご連絡ください。
申込締切 10月9日(水)まで
プログラム
- 1.開会挨拶 13:30
- 2.来賓挨拶 13:35
・地中熱エネルギー利用促進議員連盟 会長 遠藤 利明 様
・東京都知事 小池 百合子 様(ビデオメッセ-ジ)
・環境省 水・大気環境局 局長 松本 啓朗 様 - 3.基調講演 13:45
『NEDOが取り組む技術開発、過去~未来 ― 再生可能エネルギー熱利用分野 ―』
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
再生可能エネルギー部 熱利用・地熱発電ユニット ユニット長 馬場 惠里 様 - 4.協会20年の歩み 14:05
地中熱利用促進協会 監事 及川 喜代文、事務局長 赤木 誠司 - 5.地中熱利用促進協会ロードマップの紹介 14:25
地中熱利用促進協会 理事長 笹田 政克 - 休憩 14:45
- 6.パネル討論 テーマ:『これからの地中熱』15:00
[ファシリテーター]
地中熱利用促進協会 青年部会長 谷口 聡子
[パネリスト]
①株式会社梓設計 設備システム部門 副代表 機械システム部 部長 阿部 克史 様
②三菱UFJ リサーチ&コンサルティング政策研究事業本部 産業創発部 主任研究員 高橋 渓 様
③大阪市環境局 環境施策部長 河合 祐藏 様
④株式会社悠Green 取締役 脱炭素アドバイザー、
株式会社H Energy 日本担当カントリーマネージャー 本橋 恵一 様
⑤地中熱利用促進協会 副理事長 安川 香澄 - 7.閉会挨拶 16:25
- 閉会 1630
記念シンポジウム後、懇親会を予定しております。
懇親会概要
場所:アラスカ日本プレスセンター店 ▶アクセス
時間:17:00~
懇親会費:1万円
※次第など詳細は確定次第ご案内いたします。
協会設立20 周年 ロゴマーク制作者紹介
グラフィックデザイナー サイ ユンチ
プロフィール
台湾生まれ、東京在住7 年目。 様々な国のアートやデザインに興味があ り、印象的でインパクトのあるデザイン制作が得意。 現在、Web・UI/UX デザイン、映像デザインなども手がけ、JRや環境省などのデザインコンペで受賞歴が多数ある。 趣味は旅行、映画、それと寝ること。
デザインコンセプト
数字「20」:左側の「2」は青色で描かれており、矢印の流れが地中熱エネルギーの循環を示しています。右側の「0」は赤色で描かれており、中に上下の矢印が描かれています。これは地中からの熱の移動を表現しています。
カラー:青と赤の配色は、冷暖房のエネルギーフローや温度変化を象徴しています。青は冷、赤は温を表しています。
このロゴは、地中熱の利用促進を目的とした協会の20 年に渡る活動とその成果を祝うものであり、地中熱エネルギーの重要性と持続可能なエネルギー利用の普及を視覚的に表現しています。
後援・協賛
【後援】 環境省、経済産業省、東京都、大阪市、日本地熱学会、(公社)空気調和・衛生工学会、(国研) 産業技術総合研究所、(国研) 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、(特非)気候ネットワーク、(特非)建築設備コミッショニング協会、(一財)ヒートポンプ蓄熱センター、(公社)日本建築家協会、(公社)日本建築士会連合会、(一社)建築設備技術者協会、(一社)ソーラーシステム振興協会、(一社)全国さく井協会、(一社)日本建築士事務所協会連合会、(一社)日本設備設計事務所協会連合会、(一社)日本木質バイオマスエネルギー協会(順不同) |
【協賛】 (特非)秋田地球熱利用事業ネットワーク、(一社)有明未利用熱利用促進研究会、(特非)北関東産官学研究会、中部地中熱利用促進協議会、東北ZEB 再エネ熱促進協議会、長野県地中熱利用促進協議会、新潟県地中熱利用促進協議会、福井県地中熱利用研究会、福島県地中熱協同組合、山梨県地中熱利用推進協議会 ( 順不同) |
お問い合せ
特定非営利活動法人 地中熱利用促進協会 事務局
〒167-0051 東京都杉並区荻窪5-29-20 パシフィックアークビル5階
Tel/Fax:03-3391-7836
E-mail:geohpajs@geohpaj.org