地中熱利用システムという言葉をご存知でしょうか?地下の温度は一年中ほぼ一定で、夏には気温より低く、冬には気温より高くなります。このことを利用して、効率良く冷暖房や給湯、融雪などを行うのが地中熱利用システムです。消費電力が抑えられて長く使えば経済的である上、エネルギー消費を減らして環境にやさしいシステムで、ヒートアイランド現象緩和にも効果が期待されています。
地中熱利用システムは、全国どこでも利用できるシステムです。しかしながら、システムを設置する為のコスト(初期コスト)を下げることが、本システムの急速な普及に繋げるのに、必要と言えます。そこで、今年は、初期コストを低く抑える技術として、
(1)地下水を利用した地中熱利用ヒートポンプシステム
(2)建築基礎杭を利用した地中熱利用ヒートポンプシステム
(平成19年12月18日予定)
を取り上げ、シンポジウムを、それぞれ10月および12月に開催することにいたしました。
10月に開催するシンポジウムでは、地下水を利用したシステムの原理や既に普及している利用例・課題などをご紹介させていただき、最後に、講演者をパネラーとして、パネルディスカッションも計画いたしました。
初期コストを下げられる地下水利用の地中熱システムについて、多くの方にもっとよく知っていただき、普及を推進するためにシンポジウムを開催いたしますので、皆様、お誘いあわせの上、ご参加ください。
記
日時 : 平成19年10月24日(水) 10時〜17時
場所 : (独)産業技術総合研究所 臨海副都心センター
別館11階 11205〜6室(会議室1)
〒135-0064 東京都江東区青海2-42
TEL 03-3599-8006 臨海副都心センター案内図
http://unit.aist.go.jp/waterfront/jp/
対象 : 会員並びに一般市民
参加費 : 無料
主催 :
NPO法人 地中熱利用促進協会
協賛 : 日本地熱学会 地中熱利用技術専門部会
内容 : 下記の通り
定員 : 100名
申し込み : 添付申込用紙に記入し、メールまたは、FAXにて
お申し込みをお願いいたします。申し込み順にて、
受付をし、定員になり次第、締め切らせて頂きます。
確認 : 内容などに関しましては、広報企画ワーキング
グループ 高杉または天満までご連絡をお願いいた
します。
シンポジウム内容(予定)
10:00〜10:05 |
開会挨拶 |
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地中熱利用促進協会 理事長 浜田 眞之 |
10:05〜10:15 |
地下水を活用した街づくり |
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環境省 水・大気環境局 地下水・地盤環境室長 藤塚 哲朗 |
10:15〜11:00 |
岐阜県における地下水利用型地中熱利用の導入例と今後の導入可能量の見積もり
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岐阜大学 大谷 具幸 |
11:00〜11:45 |
地下水流れの存在する地盤における地中熱交換井の評価と最適化 |
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九州大学 藤井 光 |
11:45〜12:00 |
質疑・自由討論 |
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休憩・昼食 |
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13:00〜13:30 |
温泉排湯利用ヒートポンプシステム |
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ゼネラルヒートポンプ工業 柴 芳郎 |
13:30〜14:00 |
未利用エネルギー活用ヒートポンプ |
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荏原冷熱システム 山畑 敦 |
14:00〜14:30 |
還元井の技術課題 |
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日本地下水開発 遠藤 真哉 |
14:40〜15:00 |
住宅への利用(仮題) |
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積水ハウス 平戸啓一郎 |
15:00〜15:30 |
地下水を利用した放射冷暖房システム事例 |
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ピーエス 平山 禎久 |
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休憩 |
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15:45〜16:45 |
パネルディスカッション パネラー(講演者) |
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総合司会 産総研 天満 則夫 |
16:45〜16:50 |
閉会挨拶 |
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地中熱利用促進協会 広報企画WGリーダー 高杉真司 |
注) 内容などに関しましては、広報企画ワーキンググループ 高杉または天満までご連絡をお願いいたします。
高杉 電話: 03-3920-9971 Fax:03-6760-0309
Email :geohpajs@geohpaj.org
天満 電話: 029-861-8239 Fax::029-861-8732
Email :geohpajs@geohpaj.org
平成19年10月24日参加申込書(regist.doc)(82kB)
会場地図