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実証対象技術の選定について
平成23年度環境技術実証事業
ヒートアイランド対策技術分野
 (地中熱・下水等を利用したヒートポンプ空調システム)
における実証対象技術の選定について
(同時発表 環境省、株式会社エックス都市研究所)
平成23年12月20日(火)
環境技術実証事業




実証機関
 特定非営利活動法人
 地中熱利用促進協会
 実証機関事務局長 宮崎眞一
  電 話:03-3391-7836
  FAX :03-3391-7836
 平成23年度環境技術実証事業 ヒートアイランド対策技術分野 (地中熱・下水等を利用したヒートポンプ空調システム)における実証機関である特定非営利活動法人地中熱利用促進協会は、実証対象技術を選定いたしましたので、お知らせいたします。

1.実証対象技術の募集の経緯
 地中熱利用促進協会は実証運営機関である株式会社エックス都市研究所から、平成23年度環境技術実証事業 ヒートアイランド対策技術分野(地中熱・下水等を利用したヒートポンプ空調システム)の実証機関として選定されました。(平成23年6月13日(月)付けで報道発表。)その後、平成23年6月13日(月)から6月28日(火)まで実証対象技術の募集を行ったところ3件の申請がありました。(ただし、一部実証単位については、平成23年9月27日(火)から10月11日(火)まで追加募集。)

2.実証対象技術の選定
 地中熱利用促進協会は、申請された3件の実証対象技術について、地中熱利用促進協会が設置した技術実証委員会の意見を踏まえ、実証単位(A)システム全体、実証単位(B)地中熱・下水等専用ヒートポンプの実証対象技術として3件を選定し、実証運営機関及び環境省の承認を得ました。
(詳細は、別紙の「平成23年度環境技術実証事業 ヒートアイランド対策技術分野(地中熱・下水等を利用したヒートポンプ空調システム)実証対象技術選定結果」を参照願います。)

3.今後の予定
 実証対象技術ごとの実証試験計画を策定した後、今年度末までに、実証試験を順次実施し、実証試験結果報告書を取りまとめ、公表する予定です。

<各問い合わせ先>
実証機関:特定非営利活動法人地中熱利用促進協会
 実証機関事務局 担当:宮崎
 〒167-0051東京都杉並区荻窪5丁目29番20号パシフィックアークビル5階
 TEL/FAX:03-3391-7836
 E-mail:geohpaj@geohpaj.org      URL:http://www.geohpaj.org/

実証運営機関:株式会社エックス都市研究所
 コンサルティング&プランニング事業本部サステイナブルデザイングループ
 新事業創出チーム 担当:岡田、山崎
 〒171-0033東京都豊島区高田2丁目17番22号 目白中野ビル6F
 TEL:03-5956-7503(代表) FAX:03-5956-7523
 URL:http://www.exri.co.jp/japanese/consulplan/sustain/creation/env/

参考(背景・経緯)
 環境技術実証事業は、既に適用可能な段階にありながら、環境保全効果等についての客観的な評価が行われていないために普及が進んでいない先進的環境技術について、その環境保全効果等を第三者が客観的に実証することにより、環境技術を実証する手法・体制の確立を図るとともに、環境技術の普及を促進し、環境保全と環境産業の発展を促進することを目的とするものです。
 本技術分野では、ヒートアイランド対策技術のうち、「地中熱・下水等を利用したヒートポンプ空調システム」※の実証試験を行っています。本技術分野では、平成23年度より手数料徴収体制となり、実証試験要領の作成・実証機関の公募選定・手数料項目の設定と徴収等を行う実証運営機関が設置されております。平成23年度は、株式会社エックス都市研究所が実証運営機関業務を実施しています。
 平成23年度環境技術実証事業検討会 ヒートアイランド対策技術分野(地中熱・下水等を利用したヒートポンプ空調システム)ワーキンググループ会合(第1回)における検討結果等を踏まえ、ヒートアイランド対策技術分野「地中熱・下水等を利用したヒートポンプ空調システム 実証試験要領」(第3版)を策定し、平成23年5月10日に公表しました。
※地中等(地下水・河川・下水等も含む)と外気との温度差を利用して、外気を熱源とする空冷式ヒートポンプよりも効率的に建築物の冷暖房を行う技術です。地中熱等(地下水・河川・下水等の熱も含む)は、冬は外気よりも暖かく、夏は外気より温度が低いという特性を有することから、空気を熱源とするよりも効率よく冷暖房を行うことができます。そして以下の2点で人工排熱低減に役立つという特徴を有します。
[T]夏季においては、外気と熱交換する空冷式のヒートポンプ(一般的な冷房)のように室外機による排熱を空気中に放出せず、地中等に排熱するため、外気への排熱が低減され、外気の温度上昇を抑制します。
[U]地中熱等を利用したヒートポンプ空調システムの場合、地中等との熱交換は水冷式で行われます。そのため通常の空冷式(室外機等)に比べてヒートポンプの中の熱交換器を小さくできるため冷暖房の省エネルギー化の分、排熱が低減されます。

別紙
平成23年度環境技術実証事業 ヒートアイランド対策技術分野
(地中熱・下水等を利用したヒートポンプ空調システム)実証対象技術選定結果(pdf)


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